【心のウイルスとは】「失敗が忘れられない」という経験は、誰にでもあります。けれど、その記憶が何年も繰り返し頭をよぎり、新しい挑戦のたびにブレーキをかけるようになったら──それはもう「心のウイルス」として働いているのです。この「過去の失敗を引きずるウイルス」は、脳の安全装置がつくり出すものです。大きな失敗や恥ずかしい体験は、命の危険と同じくらい強烈に記憶されます。そして、似た状況に直面するたびに「また同じことになる」と恐怖を蘇らせ、行動を止めてしまうのです。
本来は一つの出来事にすぎないはずの失敗が、「自分はダメだ」「もう挑戦するな」という烙印に変わる。これが「自己否定型」の心のウイルスの恐ろしい特徴です。